人手不足で店長に懇願され退職するのが大変

私は高校生の時に飲食店で働いていました。飲食店といってもスーパーの中にテナントで、ラーメンなどの食事はありましたが、メインはたこ焼きなどでした。高校一年生の時からずっと働いていたんですが、お盆など忙しい時には10時間以上働くことも。学生は食事メニューの調理が許されていなかったのですが、私だけは許可されるほど本当に頑張って働いていました。

このアルバイトを見つけたのは新聞に入っていた求人広告からです。大体18歳から応募可能というところが多い中、ここは16歳からだったんですよね。当時は15歳だったのですが、とにかく何でも頑張るという心意気を買っていただき、店長さんの判断で採用していただきました。そんな経緯がありましたので、まだ若い自分を採用してくれた店長さんのためにもと必死に働いたものです。おかげで売り上げも良かったですし、常連さんも多くて本部からもよく褒められました。これが天職だと思い、高校を卒業したら正社員になろうと思っていたほどです。

かれこれこの職場では5年間ほど働いていました。高校一年生の春からですが、実は大学に進学した際に退職する予定でした。というのも大学への通学が難しい場所でしたし、母子家庭だったので母親と一緒に引っ越すことにしたのです。すると、バイト先からはかなり遠くなってしまいますので、雪が降る冬には働くことが出来ません。そもそも自転車でも通うのにはかなり辛い距離でした。しかしなかなか良い人が入らないということで、お世話になった方々のためにもと何とか2年間は働いていました。冬の間は店長が送り迎えをしてくれたのでそれはとても助かりましたね。

そして大学二年生の春に、今度は店長が退職することになりました。本当はもう定年で退職するはずだったのに頑張っていたのですが、持病もあるということで治療に専念することにしたそうです。一緒に辞めてしまうと一気に人手が足りなくなってしまいますのでしばらくは働いていましたが、新しく本部から来た店長とは性格が合いませんでした。元々は立地的に悪く売り上げも低かったのですが、5年間頑張ってみんなで売り上げを上げてきたんですよね。しかし、新しい店長はそれを馬鹿にするような発言をしたり、マニュアルを改変しようとしたり。明らかに挑戦的な態度だったので、辞めると伝えたのです。

しかし、そこからが大変でした。今のままだと人手が足りないからと、なかなか受理してもらえなかったのです。基本的に主婦の方がメインの職場でしたが、私が働いていたのは夜シフト。ここが抜けると店長の仕事が増えるんですよね。しかし前の店長が辞めてから新しい店長が来るまでは私一人でやっていたので出来ないわけではありません。ただ仕事を減らしたいということだけで懇願しているというのがわかり、それも嫌でした。

とりあえずシフトを減らしてもらいましたが今日の人手が足りないからと家まで来ることもありましたし、大学の講義が終わってから携帯を見ると10件も着信が入っていたことがあります。ここまで来ると怖いので、直接本部に連絡をしました。やめたいと言っているのにそうさせてもらえないということ、私が出来たのだから店長だって一人で勤務できないのはおかしいという事、こういう事をされて困っているという事も全て伝えました。本部の方も5年間お世話になっていましたので、出来ればやめないでほしいとは言われましたが丁寧に説明することでわかってもらうことが出来ました。

あれ以上に泥沼化してしまわないためにも、ちゃんと本部に連絡して良かったと思っています。チェーン店で退職の際に揉めてしまったら、そこで悩まずに早めに本部に連絡するのがオススメですよ。